白猫と竜王で眼福!『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる 2 』

書籍情報

・タイトル:『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる 2 』
・著者:(漫画)あき、(原作)クレハ、(キャラクター原案)ヤミーゴ
・出版社名:KADODAWA(Flos COMIC)
・発行年:2019/02/05
・本のサイズ:B6判(横128×縦182×厚さ13mm)
・分類:コミック
・総ページ数:155ページ
・定価:600円+税

概要

以前紹介した作品の第2巻。

第2巻の舞台は竜王国です。
第1巻の後半で出てきた黒髪の美青年-竜王様も登場します。
猫姿の瑠璃と、ギャップの激しい精霊たち、
そしてイケメンだけどこれまたギャップありの竜王様を楽しめる一冊。

第2巻には、第7話から第11話までが収録されています。
1話は26ページ前後。
11話の後にはあとがきが書かれています。

おすすめポイント!

おすすめポイント1!

猫姿の瑠璃が可愛すぎる!!

第1巻ではあまり猫姿を披露しなかった瑠璃ですが、
2巻ではほぼほぼ猫姿!

猫好きにはたまらない一冊となっています。
眠たそうな顔で座っている姿や
持ち上げられて身体が伸びている様子など
小さなコマでも見逃せません。

ふかふかしていそうな胸毛や
ほっぺたの柔らかそうな毛にも和みます。

そんな可愛い猫姿の瑠璃に、
やっぱり精霊たちはくっついていきます。

瑠璃が人だったときと変わらず、
頭に乗っかったり、周りを飛んでいたり、
はたまた猫瑠璃の尻尾にじゃれていたり。
精霊たちの可愛さにも拍車がかかっている気がします。
精霊たちの見た目とは裏腹の口の悪さも健在。

白猫の可愛さと精霊のコラボ、見逃せません。

おすすめポイント2!

イケメン竜王のギャップに悶えつつ共感!!

第1巻で少し出てきた竜王様。

ここから先、少々ネタバレを含むので
ネタバレが嫌だよ!という方は飛ばしていただければと思います。

やっとタイトルに結びつく表現が出てくるのが第2巻。
竜王の元で過ごすことになった瑠璃ですが、
白猫姿での生活です。
お城の中を歩くときも白猫のまま。
ある理由から、自分が本当は人間だと言うことを言っていません。
そのため、竜王様も瑠璃のことを猫だと思っています(たぶん)。

第1巻で竜王様が登場したとき、
私は竜王様を黒髪長髪のイケメンさんだと思っていました。
実際、イケメンではあるのですが、
第2巻を読んで印象がガラリと変わりました。

イケメンなだけじゃなくて、

竜王様、可愛いんですよ・・・!

小動物が好きなのに触れなくてずっとウズウズしていた竜王様が、
猫姿の瑠璃を撫でることで長年の願望を叶えるんですが、
そのときの竜王様の顔が可愛くて、
破壊力がすさまじい。
心なしか潤んだ瞳をうっとりと細め、頬を紅潮させ、
優しく、壊れ物を扱うように触れる竜王様に
心奪われない女子はいないでしょう。

それ以降、何かと瑠璃をもふもふしにやってくる竜王様なのですが、
瑠璃のために自ら猫じゃらしを作ってしまうほど
もふもふをこじらせています。

話が進むごとに
もふもふ愛が加速し、
瑠璃をなでなでしながら
「もふもふはいいな」
などと恍惚とした表情で言ったと思えば、
瑠璃の姿が少し見えなくなっただけで
「もふもふが足らない・・・」
「癒しが足らない・・・」
と、目に生気がなくなり、
仕事に手が着かなくなってしまいます。

重症化するもふもふ愛。

深刻化するもふもふ欠乏症。

竜王様が
たんなるイケメンではなく、

残念なイケメン(もちろん、良い意味で)

として私の中で認定されました。

もふもふを欲する気持ちは大いに共感できる上、

長髪イケメンがにゃんこに振り回される図

は、見ていてとても面白かったです。

まとめ

第1巻ではあまり感じなかった猫色ですが、
本巻は猫色満載です。
猫を期待している方、
もふもふ欠乏症の方は満足できる一冊だと思います。

また、本巻ではイケメン竜王様もたくさん出ています。
ただのイケメンじゃない竜王様に胸を鷲づかみにされること請け合いです。

著者のあとがきに、次巻ではイケメンが出てくる、との情報がありました。
私は原作を読んでいないので分からないのですが、
竜王様よりもイケメンなのでしょうか?
そしてどういうタイプのイケメンなのか、
気になるところです。

第3巻の発売予定は決まっていないようですが、
前巻からの発売間隔を考えると、
2019年12月頃ではないかと予想されます。
どんなイケメンが現れるのか、
そして竜王様のもふもふ欠乏症が解消される日はくるのか、
次巻も楽しみです。