自然と笑顔になる『ちょっとネコぼけ』

 

書籍情報

・タイトル:『ちょっとネコぼけ』
・著者:岩合光昭
・出版社名:株式会社小学館
・発行年:2005/5/20
・本のサイズ:(横190×縦171×厚さ12mm)
・分類:写真集
・総ページ数:96ページ
・定価:1400円+税

概要

動物写真家の岩合光昭さんの写真集。

NHKの「岩合光昭の世界ネコ歩き」でもお馴染みの岩合さん。

本書は岩合さんが撮影したネコの写真と写真の解説や
写真に対するナレーション風の一言コメントが面白い一冊。

オススメポイント

オススメポイント1!

頬がゆるむ写真の数々

テレビ番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」を観たことがある方は分かるかと思いますが、
岩合さんが撮られる猫たちはみんな本当に良い表情をしているんです。

カメラ目線のネコはもちろん、何かに意識を集中させているネコの真剣な表情であったり、
日の光を浴びてまどろむ顔であったり。
ページをめくるたびに頬が緩んで、気がつけば笑顔になっています。

猫好きの方だったら
お疲れの週末や、
明日から頑張らねばならない休日最終日の夜など、
パラパラと眺めているだけで癒されて元気もチャージできると思います。

オススメポイント2!

写真の一言コメントが面白い!

全ての写真ではありませんが、所々写真に対するコメントが書かれています。
その一言文が興味深くもあり、面白くもあり、そして深いなぁと思ってしまうものまで。

ただ写真を見ているだけだと、ネコ可愛いなぁ、だけで終わってしまう感想も、
岩合さんのコメントがあることによって
考えさせられたり、写真の見方が変わったり。

コメント達はまるで「岩合光昭の世界ネコ歩き」のナレーションのようで
止まっているはずの写真がとても活き活きとして動いているようにも感じられます。

また、写真への一言によって岩合さんが猫たちをどんな風に見ているのか、
ということの一端が垣間見えるような気がして面白い。

こういう岩合さんだから、
あんなに美しく優しい猫の世界を切り取ることができるのだろうと思ってしまいます。

普段文章とか読まないんだよね、という人にもぜひオススメ。
文章と言っても写真に付けられたコメントは本当に一言で、
たまにまとまった文章があってもTwitter程度のもの。

猫が好きなら読んで楽しめるのでオススメです。

まとめ

「岩合光昭の世界ネコ歩き」を見ていても思うことなのですが、
岩合さんのレンズを通して見るネコの世界は、幸せに満ちているなぁと感じます。
それを見ているこちら側も幸せな気分に浸れます。

寝る前にパラパラとめくれば
幸せそうな猫たちに囲まれた幸せな夢が見れそうな気がします。

お休み前のゆっくりタイムのお供に、ぜひ。